妊娠18週の赤ちゃんは、身長約14cm、体重約190gが目安です。大きさは小ぶりのさつまいも1本、重さは中くらいの玉ねぎ1個くらい。この週は神経を包むミエリン(髄鞘)ができ始め、あくびやしゃっくり、羊水を飲み込む動きも見られます。数値は平均で、赤ちゃんによって幅があります。
妊娠18週の赤ちゃんの大きさは「さつまいも1本」くらい
妊娠18週の赤ちゃんは、身長約14cm、体重約190gほど。スーパーで手に取る小ぶりのさつまいも1本を持ったときの長さと重さ、と想像するとイメージしやすいと思います。
- 身長:約14cm(おおよそ12〜15cm)
- 体重:約190g(おおよそ160〜220g)
- 大きさのイメージ:小ぶりのさつまいも1本/ピーマン2〜3個分/大人の手のひらにちょうどのるくらい
これらはすべて「平均のめやす」です。同じ18週でも、少し小さめの子も大きめの子もいます。エコーで出る推定体重にも誤差があるので、1回の数字だけで一喜一憂せず、健診ごとの増え方の傾向を医師や助産師と一緒に見ていくほうが安心です。
資料によって数字が違うのはなぜ? 妊娠14週ごろまで、赤ちゃんは頭からおしりまでの長さ(頭殿長・CRL)で測ります。20週前後からは、頭からかかとまでの「身長」で表すようになります。18週はちょうどその切り替わりの時期。だから本やサイトによって数字が急に大きく見えることがあります。測り方が違うだけで、赤ちゃんに問題があるわけではありません。
妊娠18週は妊娠何ヶ月? 週数の数え方
妊娠週数は、最終月経(生理)が始まった日を「妊娠0週0日」として数えます。実際に受精するのはそこから約2週間後なので、「妊娠18週」は受精からはおよそ16週ということになります。数え方の違いなので、心配はいりません。
月数でいうと妊娠16〜19週が妊娠5ヶ月。18週は妊娠5ヶ月の後半、妊娠中期にあたり、いわゆる「安定期」と呼ばれる時期です。ただし安定期は「何も起こらない時期」という意味ではありません。体調の変化には引き続き耳を傾けてください。
なお出産予定日は最終月経から計算し、妊娠初期のエコー(CRL)で調整されていることが多いです。生理不順だった方は、初期のエコーで決まった予定日のほうが正確です。
赤ちゃんの体で起きていること
- 神経のミエリン化が始まる:神経のまわりに髄鞘(ミエリン)という覆いができ始め、脳と体の間で信号が伝わりやすくなっていきます。
- あくび・しゃっくり:しゃっくりは、もう少し先になると「トントン」という規則的なリズムとして、お腹の外から感じられることがあります。
- 羊水を飲み込む:飲み込んで、おしっことして出す練習中。消化器官や腎臓の準備運動です。
- 指紋ができる:指先に、その子だけの模様がつくられていきます。
- 性別に関わる部分:女の子は子宮と卵管がすでに定位置に。男の子は外性器がエコーで見えることもあります。ただし赤ちゃんの向きや羊水の量で見えない日も多く、性別がわからなくても異常ではありません。
ママの体に起きやすい変化
胎動を感じ始める人が増えるのがこの時期です。感じ方には幅があり、初めての妊娠なら18〜20週ごろ、2人目以降はもっと早く気づく方もいます。22週ごろまで気づかないことも珍しくありません。「腸が動いた?」「ガスかな?」という、ぽこぽこ・ふわふわした感覚から始まります。まだ感じなくても、それだけで問題があるわけではありません。
- お腹のふくらみ:そろそろ服の上からもわかるようになってきます。
- 立ちくらみ・めまい:血管がゆるんで血圧が下がりやすい時期。立ち上がるときはゆっくり、水分はこまめに。
- こむら返り:夜中に足がつることがあります。
- 足のむくみ:夕方に強くなりがち。足を少し上げて休む時間をつくって。
- 正中線:おへその下に縦の黒っぽい線(正中線/リネアニグラ)が出ることがあります。産後に自然に薄くなることがほとんどです。
- 寝る姿勢:仰向けより横向き(シムスの体位)が楽に感じられるように。抱き枕やクッションを足の間に挟むと安定します。
なお、この時期に胎動の回数をきちんと数える必要はありません。胎動カウントは、もっと妊娠後期になってから医師・助産師の指示で行うものです。ただし、胎動をはっきり感じるようになったあとで「明らかに減った」「いつもと違う」と感じたときは、様子を見ずにすぐ連絡してください。これは何週であっても同じです。
薬・サプリ・漢方・ハーブティーについて: 市販薬も、「妊婦さん向け」と書かれたサプリメントも、漢方やハーブティーも、自己判断で始めたり、続けている薬を勝手にやめたりしないでください。飲んでよいかどうかは、必ずかかりつけの医師・助産師・薬剤師に確認を。持病の薬は特に、自己判断での中断が一番危険です。
今週やっておきたいこと:中期の胎児スクリーニング
赤ちゃんの体のつくりを詳しく見る中期の胎児超音波スクリーニングは、妊娠18〜22週ごろに行われることが多い検査です。臓器がしっかり見える大きさになり、それでいてまだ体全体を画面に映しやすいのが、ちょうどこの時期だからです。見ているのは、たとえばこんなところです。
- 頭と脳のかたち、顔(唇や口蓋)
- 背骨のならび、お腹の壁の閉じ方
- 心臓の4つの部屋と、そこから出る血管
- 胃・腎臓・膀胱、手足の骨の長さ
- へその緒、胎盤の位置、羊水の量
つまり性別を見るための検査ではなく、体のつくりを一つずつ確認していく検査です。性別はその流れで「見えれば教えてもらえる」おまけのようなもの。またこの検査ですべてがわかるわけではなく、生まれてからわかることもあります。赤ちゃんの向きや姿勢で見えにくい日もあり、「もう一度来てください」と言われるのは珍しくありません。それ自体が悪い知らせという意味ではないので、どうか落ち着いて。
健診の回数、検査の内容や費用、そもそも詳しいスクリーニングを行うかどうかは、国や施設によって本当に違います。日本では母子健康手帳と妊婦健診の受診票を使い、23週ごろまでは4週に1回の健診が一般的ですが、最終的にはこのページではなく、あなたのかかりつけの医師・助産師と、お住まいの地域の制度に従ってください。
体調が落ち着いているこの時期は、自治体の妊婦歯科健診を受けたり、産休・育休の手続きを調べたりするのにも向いています。妊娠5ヶ月の戌の日に安産祈願をする習慣もありますが、必ずやらなければいけないものではありません。これから先の流れをまとめて知りたい方は、妊娠週数ごとの変化がわかる週数別ガイドもあわせてどうぞ。
すぐに医師・助産師に連絡してほしいサイン
次のようなときは、時間帯や「こんなことで連絡していいのかな」を気にせず、すぐに連絡してください。何もなければ、それでいいのです。
- 出血がある(量が少なくても)
- 強いお腹の痛み、または続くお腹の痛み・張り
- 水っぽいものが流れ出る(破水の可能性)
- 発熱、悪寒
- 強い頭痛に加えて、目がチカチカする・見えにくい、または顔や手足の急なむくみ
- 排尿時の痛み、いつもと違うにおいや色
- 胎動をはっきり感じるようになったあとで、明らかに減った・いつもと違う
- そのほか、急に起きた強い症状や、どうしても不安な症状
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